秘境の里の神様に会いに 〜岳神社〜
コラム 岩楯愛久美 イロハピデザイン
最近知人に「大川内山の岳神社知ってる?行った方がいいよ〜。」
と言われて、初めて存在を知った岳神社。
ほぅほぅ、行った方がいい神社、そりゃ行くしかない!
ということで、早朝から大川内山へ。
木々がざわめく、朝の空気が本当に清々しい。
深呼吸しながら、のんびり歩いて・・・
岳神社の鳥居の前へ。
朝日と共に目にうつる鳥居を前に、なんだかドキドキ。
ご縁あって伺いました、お邪魔します、の気持ちで鳥居をくぐり・・・
そこからは、とにかく登って登って登ります。
こんなに、登るなんて、聞いてない、、、はぁ、はぁ、
深呼吸で整えた息はどこへやら、33歳、必死の呼吸で登りました。
後から知りましたが、370段あるんですって。
神様にお会いするのも一苦労です。
ひたすらに登った先には、真っ直ぐにそびえ立つ御神木。
あまりにも大きく立派で見とれてしまいます。
御神木の先に、神殿がありました。
この神殿にも、驚きが!!
なんと巨大な岩の中に建っていました。
中から見るとこんな光景です。(外から撮り忘れるという不覚、、、)
どーーーーん、と岩!!
こんな神社、見たことないです。
伝説によると岳神社は、鎮西八郎為朝が黒髪山の大蛇退治の時に、伊弉諾尊、伊弉冉尊、をまつったのがおこりといわれているそう。※伊万里教育委員会 看板より
この力強い岩のパワーで大蛇を倒したのでしょうか。
神殿の先にもまた、驚くべき景色がありました。
絶壁の岩の中に、仏様や龍神様。
そして目の前には絶景。
標高280m。この日は天気が良く、伊万里湾まで見えました。
さらには大きな滝。雨が多い時期にまた見てみたいものです。
岩場に橘の木が植えられていました。
通称、香橘神社とされる伊万里神社にも植えられている橘の木。
その昔、大陸から不老不死の菓(橘)を持ち帰り、日本で初めて植えられたのが、伊万里の地だと言われているそうです。
伊万里鍋島焼の柄にも多く用いられていますし、伊万里にとって、歴史ある、大切な植物なんですね。
初めての岳神社。まさに秘境。
自然の大きな力をめいっぱい感じ、驚きの連続。
わぁー!おー!えーーーーっ!!って沢山声を出した気がします。
私の小さなカメラには全貌を収めきれませんでしたので、ぜひぜひ、実際に行っていただきたい!!
空気が澄んだ、気持ちの良い朝に訪れることもおすすめします♪