私事ですが、神社に興味を持ち始めた今日このごろ。

 

まずは伊万里の神社を巡ってみようかな〜。

あ、そしたら御朱印帳があるといいのかな。

なんて考えていたところ、

伊万里で”木の御朱印帳”を作られている神社があるという情報が。

木、気になります!

 

南波多にある”白山(はくさん)神社”。

「日本書紀」に登場する菊理媛神(ククリヒメのかみ)をお祀りしています。”ククリ”は”括る”につながり、「縁結びの神」とも言われているようです。

 

神社着くと、見事な藤が出迎えてくれました。

たおやかに揺れる藤の花に、ほっと心が緩みます。

 

 

参拝し、社務所で御朱印帳をみせていただきました。

佐賀県産のヒノキを使われていて、ほのかにヒノキの香りがします。

細部まで作り込まれた御朱印帳は、ため息がでるほど美しい。

 

佐賀市諸富町で木のおもちゃの制作されている「飛鳥工房」さんとのコラボ作品で、”菊理媛神”をイメージして作られているそうです。

神の中で最初に夫婦となったと言われれるイザナギ・イザナミの仲が悪くなってしまった時、「そっとやさしくささやき」2人の中を”ククリ”つけられたのが、菊理媛神。

 

〜デザインにはこんな意味合いが込められていました〜

*衣をまとわれた優美なククリヒメさま(表全体)

*そっとやさしくささやかれた くちもと(表横向)

*ククリヒメさまは水の神さまともいわれ 水玉の大きな一滴(表逆さま)

*白山のお山に降り注ぐククリヒメさまのあたたかさ(裏)

そして、表紙と裏表紙を合わせると、、、

縒った紐がつながり、

*いろんなことを、しっかりとククリつける

という意味合いに。

デザインに込められた想いも含めて、全てに惚れ惚れする御朱印帳。

 

宮司さんに御朱印を頂きました。

私の”人生初の御朱印帳”に、御朱印をいただく瞬間…ドキドキ…。

 

霊峰白山の印がまた良いです。

この印、月によって色が違うそうで、”藤”の花が咲く4月は”藤色”の印でした。なんて素敵!12色、集めたくなります。

 

御朱印帳に惚れ惚れしたあと、さらにまた惚れ惚れするものを見せていただきました。

社殿の天井画です。

令和時代の始まりのお祝いとして制作された25枚の天井画は、南波多中学校で、美術教師、校長をされていた栗原崇さんの作品。

菊理媛神のふるさとであり、御神体でもある白山(石川県)に植生する、珍しい高山植物が描かれていました。

中心には、白山の絵。

色鮮やかに生き生きと描かれた、四季折々の植物たちと白山。

ずっと眺めていられます…

 

 

自宅から車で15分。こんなに素敵な神社があったなんて。

「御朱印帳がみたいです!」という私の唐突なお願いにも快く対応して頂き、素晴らしい天井画までみせてくださった優しい宮司さんに、心より感謝いたします。

 

お気に入りの御朱印帳を手に、今後も神社を巡ってみようと思います。

 

投稿者:岩楯愛久美 / イロハピデザイン

Instagram : @irohapi_design