幸せを呼ぶ伊万里散歩のすすめ 〜3つの縁起橋〜

2021.03.29

コラム

幸せは〜♪ 歩いてこない♪

だ〜から歩いてゆくんだね♪

 

ということで、今日は伊万里散歩をしてきました。

聞くところによると、伊万里には、幸せを呼ぶ3つの橋 “縁起橋”というものがあるらしいのです。幸せ、呼びたい!

 

幸せを求め、さっそく歩きます♪

まず向かったのは、伊万里駅から佐賀銀行へ歩くと見えてくる橋。

縁起橋1つ目、とにかく豪華な「相生橋」。

川岸に2本の松が夫婦のように仲良く並んでいたことから「相生橋」となったそうで、恋人夫婦で渡ると仲良くなるという。デートにもいいですね。

そしてこの橋、とにかく豪華。

酒樽にまたがる蘭人像をはじめ、

(写真左から順)

金彩や赤絵を駆使した絢爛豪華な色絵磁器の壺。

表現力や造形の素晴らしさを高く評価されたという磁気象の鸚鵡(おうむ)象。

王侯の宮殿や館の内部の飾りにもなったという大きな沈香壺。中に香木を入れ、来客時に蓋を開けることで、芳しい香りを部屋中に漂わせたといいます。素敵なおもてなし。

 

そして橋には、オランダとの外交が描かれた焼き物。

伊万里焼が如何に、オランダと繋がりが深かったかが伺えます。

 

この橋一つ渡るだけでも見応え十分!美術館気分を味わえました。

 

つづいて♪

相生橋から、伊万里市民図書館方面へ、てくてく。

 

見えてきたのは、

縁起橋2つ目、真っ赤な「延命橋」。

名前の通り、健康を願って渡ると長生きするといわれています。

橋には、可愛らしい唐子の人形。

なにかに乗っている…。

なまず?

ことわざの「瓢箪で鯰を押さえる=とらえどころのないさまのたとえ」からきているということ。押さえている唐子は、中国の道教の八仙人の一人で、李鉄拐の化身。

“「瓢箪鯰」の故事と瓢箪をトレードマークにする仙人をかけあわせておかしみをねらった、遊び心あふれる名品”だそうな。
ふむふむ。焼き物ひとつにしても、意味合いがあるのですね。面白い。

 

 

近くの延命地蔵さまにも手を合わせ。

さらに歩いて、てくてく。

 

着いたのは、

縁起橋3つ目、その名も「幸橋」。

いかにも幸せになれそうな名前です。

ここには、私の好きなオブジェの一つ、夫婦鶏象があります。

向き合う姿、まるっとした曲線、うん。やはり好きです。

鶏象の下に説明書きが。

“幸せ橋を渡り伊萬里神社にお参りすると夫婦円満になれるといわれております。”

とのこと。これは、参らなくては!

 

伊萬里神社には、

縁を結ぶ(恋愛・商売・事業)

実を結ぶ(子宝・合格・成功)

ご利益があるとされる”結びの大楠”がありました。

楼門の横にそびえ立つ立派な大楠。

2本の大楠が結び合っている形をしています。

 

 

幸せを呼ぶ3つの橋を渡り、

伊万里の豪華な焼き物オブジェを鑑賞し、

鳶や鴨、鷺なんかの鳥たちを眺めながら、

ゆるやかに流れる伊万里川に沿って歩き、

伊萬里神社の神様に、手を合わせる。

 

この時間だけでも、十分、幸せだなと感じました。

 

一日一歩♪  三日で三歩♪

三歩進んで 二歩下がる♪

 

忙しない日常。

進むことも大切ですが、少し休んで、伊万里をゆっくり散歩する。

そんな時間もまた良いなと思います。

 

幸せを呼ぶ伊万里散歩コース。

春うららかな気持ちの良い日、のんびりと歩いてみてはいかがですか。

 

投稿者:岩楯愛久美 / イロハピデザイン

Instagram : @irohapi_design

「伊萬里まちなか一番館」館長のもうひとつの顔…!

2021.02.23

コラム

伊万里の商店街にある、伊萬里まちなか一番館。(※以下「一番館」)

“まちなかに賑わいを取り戻したい”という想いのもと、イベントの開催や、アートスペースの運営をしている伊万里のコミュニティー施設。

 

そんな一番館の三代目館長、イバさん。

いつもニコニコおおらかで、一番館の顔である彼。

 

そんな彼には、実は”もうひとつの顔”があるのです。

それは・・・

 

 

こんなかっちょいい作品を作り出すアーティスト! iva_tokiwa02!

 

「小さい頃から絵を描くことが好きだった」と語るイバさん。

その延長線で、伊万里の”cafe museum”や”炭火焼鳥すけ八”のオーナーも所属しているスケボーチーム『museum』のTシャツを作るなど、趣味でアートワークを手掛けていたそうです。

 

本格的に作品を作ることになったきっかけを尋ねると「弟の存在が大きい」という。イバさんの弟さんも、なんとアーティスト!

アーティストとして東京で活動する弟の姿に刺激され、「兄としてこれでいいのか!」というジェラシーにも似た、心の葛藤がエネルギーに変わり、作品を作り続けているといいます。

そんな弟さんとのコラボレーション作品がこちら。

※【FATBROS×TOKIWABROS】 中野にある老舗スケートボードショップ「FATBROS」より、TOKIWABROSデザインが大胆にプリントされたT-shirtが発売。

 

『TOKIWABROS』は二人の活動名。それぞれのエネルギーが重なったHOTなアート作品。かっこいい!

今後、東京での兄弟展も考えてるそう。伊万里出身兄弟アーティスト、注目していきたいです。

 

また、アーティストとして活動することになったのは、ある一人のアーティストの影響も大きいという。

そのアーティストは、最も黒い男『K-BOMB』。

理由はわからないが、この方から湧き出るエネルギーに心奪れ、多大なインスピレーションを受けるのだそう。

2018年、そんなイバさんに大きなご縁が訪れます。『K-BOMB』のライブが武雄で行われることになったのです。しかし、ちょうどその頃、子供が生まれたばかりだったイバさん。「どうか会いに行かせてほしい!」と、奥さんに頭を下げたところ、快くOK!奥さんに感謝しつつ、会場に向かったそう。

その熱い気持ちが報われ、会場でご本人に直接作品を見せたことをきっかけに、有名なスケボーブランドとのコラボレーションが実現!

※会場で見せた、彼をイメージとしたアート作品が、TIGHTBOOTH®︎TBKBシリーズとしてリリース!

 

自ら繋がることで、活動の場もどんどん広がっているといいます。

 

今後はどんな作品を作りたいですか?と尋ねると、一つの作品をみせてくれました。

なんだかわかりますか?

これ、スーパーのお惣菜の食品トレイの絵なんです!酢豚とかが入っているアレです。

”日常”の良いと感じたものを作品にしていきたいというイバさん。イバさんの手にかかれば、何でもアート作品に変わってしまうのですね。

独自の視点で作り出されるイバワールド作品。今後も目が離せません!

 

 

よくよく見ると、一番館の中にもイバワールドが垣間見えます。

カフェの”popo cafe”をはじめ、アートスペースの棚や、会計スタンドも手作り!

そんな一番館のイバワールドの中でも、最近、私が気になっているのが、『OLD IMARI CITY』!

イバさんプロデュースのアパレルブランドです。

あるとき、一番館にきたお客様から「伊万里って書いてあるTシャツありますか?」と聞かれ、なかったので自ら作ったという。クリエイティブ力がすごい。

『OLD IMARI CITY』=古伊万里の街。粋です。

伊万里の新しいお土産に、そして伊万里を愛する人たちに。普段着でもおしゃれに着れるデザイン。(かくゆう私も絶賛愛用中!)

伊万里の形をモチーフにしたロゴも可愛い。

 

ぜひぜひ、伊萬里まちなか一番館にチェックしに行ってみてください。

伊万里のアーティストにも会えますよ。

 

伊萬里まちなか一番館

https://peraichi.com/landing_pages/view/ichibankan

 

iva_tokiwa02

Instagram@iva_tokiwa02

◯活動歴

-2018- ○音蔵 @getfunk(佐賀武雄) – mini exhibition -2019- ○DJ MOTORA / N.G.S.F. – Artwork ○FATBROS / 420 tee vol.2 – Artwork ○BLACK SMOKER RECORDS / Mother F※cker tee – Artwork ○Terminal @plusmind(長崎) – mini exhibition ○井上祐希 / 今、現時展-PHASE7- @銀座三越 – collaboration -2020- ○MARCO / Awakening – Artwork ○DJ SHUN x FATBROS / That hit the spot – Artwork ○DJ MOTORA / SOON feat. B.D. – Artwork ○DJ MOTORA / AFTER MIND – Artwork ○DJ MOTORA / CREATIVE ISOLATION – Artwork ○DJ MOTORA / INDUSTRIAL – Artwork ○PSYCHO WEAPON @TRAFFIC(佐賀伊万里) – exhibition ○CASIO / G-SHOCK : G-SQUAD GBD-H1000-1A4 , GBD-H1000-7A9 Wallpaper – Artwork ○WINP & DJ MOTORA / Brethe – Artwork ○TIGHTBOOTH®︎ / TBPR 15th TBKB IVA HOODIE – Artwork ○DJ MOTORA / Re: – Artwork ○taatuus(HYPER COLLAGE CREATORS)/ URACUE 合同展示会 @PARCO(渋谷) – collaboration

 

 

投稿者:岩楯愛久美 / イロハピデザイン

Instagram : @irohapi_design

伊万里市民図書館が、伊万里”市立”ではない理由

2021.01.27

コラム

豊富な図書がずらりと並ぶ伊万里市民図書館。

訪れるといつもワクワクする場所。私は密かに”伊万里のパワースポット”と呼んでいます。

そんな伊万里市民図書館、なぜ伊万里”市立”ではなく、伊万里”市民”図書館なのかご存知でしょうか?

実は、伊万里市民の熱い想いから出来上がった図書館なのだそう。

以前は、倉庫のような小さく暗い図書館だったといいます。

そんな中、「伊万里に、こどもたちが楽しめる素敵な図書館をつくりたい」という、母親たちの想いから、『図書館づくりを進める会』が立ち上がり、10年近くに及ぶ市民運動の末、今の伊万里市民図書館が誕生しました。

現在も、伊万里市民図書館を守り育てることを目指す友の会『図書館フレンズいまり』や、布絵本や大型タペストリーを創作されている『てんとうむしの家』など、市民のボランティア活動が行われています。

 

絵本コーナーにある、モーリス・センダックの「かいじゅうたちのいるところ」の大きなタペストリー。

私のこどもの頃からあって、図書館に行く度に、かいじゅうの迫力にドキドキしたものです。

このタペストリーは、図書館ができた当初、一番最初に図書館に掛けるタペストリーとして、てんとうむしの家のメンバーで作られたもの。

先頭のかいじゅうのセーターは、イメージ通りの布が無く、なんと手編みで編んだそう!かいじゅうや背景、一つ一つとても丁寧に縫ってあり、作られた方々の想いを感じます。

 

その他にも、館内の至るところに、手作りの布作品がありました。図書館に行くと、いつも温かなパワーに包まれているように感じるのは、この作品たちの力かもしれません。

 

伊万里市民のたくさんの想いがつまった伊万里市民図書館。

これからも私のパワースポットとして、長く通っていきたいと思います。

※今回、図書館フレンズいまりやてんとうむしの家で活動され、当時の『図書館づくりを進める会』にも所属されていた、松尾文子さんにお話をお伺いしました。貴重なお話をありがとうございました。

 

投稿者:岩楯愛久美 / イロハピデザイン

Instagram : @irohapi_design

 

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