植物の隠れた魅力発見 〜くすきの杜薬草園〜

2021.09.09

コラム

東洋医学体感施設「くすきの杜」に来ています。

くすきの杜には、漢方相談が出来る「漢方未病薬舗」、日々の健康サポートをする「鍼灸院」、薬膳料理やヨガなどが学べる「寺子屋楽」など、健康と美に関する様々な施設があります。

 

その中でも今回、「薬草園」にお邪魔してきました。

なんと100種類ほどの薬草やハーブを栽培されているとのこと!野草、野花好きの私としては、ワクワクしかありません!

 

案内してくださったのは、くすきの杜社長の平野さん。薬草園の栽培や管理も、平野ご自身でされているそうです。

暑い中、にこやかに迎えてくださいました。

 

最初に案内された畑。

「こちらが雑草畑です。」と言われて目をやると…

ほ、ほんとに雑草・・・

 

いえいえ!

ここに実は薬草が隠れているんです!

ドクダミです。実は“十薬”とも呼ばれるほど、様々な効能がある薬草。

花は白くて可愛いのですが、我が家の敷地にもどんどん生えてきて、なかなか厄介なお方。

「“畑に植えては行けない植物”と言われているドクダミを、あえて畑に植えてみました。」と平野さん。

畑の中にはイタドリも。「痛取り(いたどり)」、名前の通り痛みを取る効果があるそう。

雑草に埋もれて私には区別がつきませんが、すぐに見つけ出す平野さん、すごいです。

 

それにしても、なぜこんなに雑草だらけなのか。それにもちゃんと理由がありました。

平野さんいわく、“雑草は抜いてはいけない”らしい。様々な植物の中で生き抜いたものこそ“優秀な植物”、すなわち“優秀な薬草”なんだそう。なるほど!

とはいっても、今は実験中だそうで、今後この畑がどうなるか観察していくそうです。

畑の雑草は抜かない、目からウロコ。一つ目の畑にして、すでにとっても面白い!

 

続いて、薬草園の中でも一際目立つ大きな木。なんだと思います?

びっくり、バナナなんだそう!バナナって南国のイメージですが。

こちらのバナナは、伊万里の金吾農園さんから頂いたもので、九州の北側でも育つ種類なのだそう。

そしてバナナの根本には…

パイナップル!!

ここは南国ゾーンなんですね。驚いたのがこのパイナップル、台湾パイナップルを食べた後のヘタを植えたら、そのまま育ったというのです。

植物って強い!

そして、なんておおらかな薬草園。

 

こちらのハーブにも、植物の強さを感じました。

「これはホーリーバジル。“聖なるハーブ”とも言われていて、アーユルヴェーダにも使われているハーブです。」

言われてみると、たしかに聖なる気を感じるような…**(単純)。

香りがとても良いし、ぜひ我が家にも植えてみたい!

「これは種を植えて育てるんですか?」と聞くと、

「これね、実はハーブティーからホーリーバジルを取り出して植えたんです。」

「ええっ!!ハーブティーの状態になって、生きていたんですね!」

植物、やっぱり強い!

 

我が家に植えたくなったハーブ、もう一つこちら。

レモングラス。

とっても爽やかないい香り♪ お風呂に入れたら気持ちいだろうな〜♪

レモングラスも繁殖力がとても強いようで、活用方法を模索中とのこと。

くすきの杜の薬舗で売られている「こころととのえ茶」にもこのハーブが使われていました。爽やかな香りに安らぎ、心整います♪

 

他にも、初めて見る植物がいくつもありました。

「痛いので気をつけてくださいね。」と平野さん。

タラです。葉っぱも幹もトゲトゲ!

春の味で、天ぷらにすると美味しいタラの芽、こんな木なんですね。

 

こちらはコットン。

これがあのふわふわの綿になるんですって!

植物の姿を初めてみました。蕾がまるっこくて可愛い。

薬草園には、染め物に使う藍やクサギもありました。

昔の人はこうして植物を育て、生活に生かしていたんですね。

植物ってありがたい!

 

 

今回、ここには書ききれない程、沢山の薬草をみせていただきました。

薬草園を巡りながら、効能を教わったり、葉の香りを嗅いだり、時にはちぎって食べてみたり、植物を感じる楽しい体験でした。

我が家に大量に生えて困っていた植物(アカメガシワ)が、実は胃腸薬になることを知ったりと、多くの発見もありました。普段何気なく見ている植物にも、実はそれぞれ色んな効能があるんですね。

 

植物を、薬草や日用品として日々の生活に取りいれていた先人の知恵。現代に生きる私たちも、先人の知恵をお借りし、植物と共に生きていくことで、より豊かになるのではないかと感じました。

強くてありがたい植物の魅力、まだまだ奥深そうです。

 

***

薬草園のあとは、くすきの杜をぶらり。

薬舗で健康茶を買って、足つぼコーナーで痛みを感じ、薬草工房の自然派素材ゆずアイスバーを食べました♪ くすきの杜、楽しい♪

 

くすきの杜

◯営業時間:9:00〜19:30
◯店休日:毎月第2水曜日

◯場所
佐賀県伊万里市立花町3520-6(伊万里自動車学校跡地)

https://kusukinomori.com

 

山ン寺で蘇る懐かしい記憶

2021.07.31

コラム

山ン寺。

聞いたことはあったけど、訪れるのは今回初めて。

山ン寺までの道のりは、

「え?ここ?ほんとにあるの?」

と不安になるような険しい山道。

そんな山道を登っていくと、入口がありました。

山ン寺遺跡。

中世の山岳寺院を中心とする宗教遺跡と、現代までの信仰地が重複している場所で、海を舞台に活躍した水軍 “松浦党”ゆかりの地。

松浦党は、平安時代から戦国時代に肥前松浦地方で組織された松浦氏の武士団。かつて蒙古襲来があり伊万里湾に「元軍」が押し寄せた時、大陸との交易で海に詳しい松浦党が鎌倉幕府の執権である北条時宗と協力して、日本を守ったという歴史もあるようです。

“蒙古襲来”、中学生の頃社会で習った時は、遠いどこかの話だと思っていました。まさか伊万里湾にも攻めてきていたとは!知らなかった!

 

さてさて、

入り口を進んでいくと、少し開けた場所に着きました。ここは山ン寺広場。

 

山ン寺広場でまず目についたのは、お堂に入った大きなお地蔵さん。なんと高さは2メートルもあります。

本尊延命地蔵、別名子育て地蔵とも言われ、幼児の延命と福利がかなうお地蔵さんだそう。

松浦党の人々も、ここで子どもたちの成長を祈ったのでしょうか。

 

奥には釈迦堂。

中は見れませんでしたが、正面には「本尊来迎阿弥陀如来座像(ほんぞんらいごうあみだにょらいざぞう)」、祭壇の両脇、右側には「不鉄桂文師(ふてつけいもんし)」、左側には「虚空蔵菩薩像(こくうぞうぼさつぞう)」が祀られているそうです。

 

池もありました。

この池は、釈迦堂と山祇神社に供える神水や修行僧や参拝者の飲料水のための湧水池のようです。池の水が実際に使われていたんですね。

 

池の左手の鳥居から階段を登ります。

急な階段。運動不足にはこたえます、、。

 

息切れしつつ、登りきったところにあったのは山祇神社(やまずみじんじゃ)。

山祇神社には「橡樟日神(よしょうにっしん)」を主神として、「熊野権現(くまのごんげん)」と松浦党祖三代の霊が祀られています。

 

山祇神社には北鳥居と東鳥居、ふたつの鳥居と階段がありました。

鳥居の額には、「熊野 十二社 大権現」の文字。

 

山祇神社の佇まい、そして階段と鳥居。

 

…あれ? ここなんか知ってるぞ??

 

この場所に足を踏み入れた時、妙に懐かしい感じを覚えました。

 

そうだ!権現さんだ!

子ども時代に過ごした地域で「権現さん」として親しまれていた神社にそっくりなんです!二つの階段の位置も同じ!

夏祭りが行われたり、友との遊び場として思い出のある山代の神社。階段の上から鳥居の上に石を投げて遊んだな〜、椎の実を拾っておやつにしたな〜、など昔の記憶がありありと蘇りました。

権現さん、気になって昔撮った写真をひっぱりだしました。

鳥居の写真がありました。額に掲げられていたのは「若王子」の文字。

実はこの「若王子」、山祇神社の「熊野権現」と関係があったのです!

詳しいことは分かりませんが(すいません…)、若王子は熊野十二所権現のひとつのようです。似ているのもそのためでしょうか。

自分の育った地とのまさかの繋がり。

 

そして、山ン寺遺跡で繋がりを感じたことがもうひとつ。

山ン寺広場にある「松浦党の性(苗字)」の説明板。

父方の姓、母方の性、親戚の性、海で漁師をしていた曽祖父が住む地域の名の性もありました。

私も遡ってみると、松浦党の血を受け継いでるのかもしれません。

 

初めて訪れた山ン寺遺跡、そして松浦党について。歴史は長くて深く、知らないことだらけ。

繋がりを感じることが出来た今回を機に、少しずつでも知って行きたいと思いました。

 

 

山ン寺遺跡を後にし帰り道、小学校の頃遠足で登っていた竹の古場に立ち寄りました。

久しぶりに見た展望台からの景色。

松浦党の人々も、伊万里を、肥前を、海の向こう側を、こうして山の上から見ていたのかもしれませんね。

 

 

※引用・参考文献

山ン寺のおはなし/発行者:松浦党山之寺史跡顕彰会   編集執筆社:伊万里市郷土研究会

ウィキペディア「松浦党」

 

◯山ン寺遺跡

佐賀県伊万里市東山代町川内野字山ン寺

イケメンフクロウに会える場所 〜りんちゃん牧場ふれあいパーク〜

2021.06.30

コラム

か…か…かっこいいーー!!!

堂々とした佇まいといい、鋭い目つきといい、

なんてイケメン!ミナミワシミミヅクの金時くんです。

 

ここは、イケメンフクロウに会える場所、

『りんちゃん牧場ふれあいパーク』。

ふれあいパークか、牧場だしヤギとかうさぎとかがいるのかな?

そんな感じを想像していくと…

想像以上にマニアックでした!!

普段お目にかかれないような、珍しい動物に出会えます!

 

こちらはアルダブラゾウガメ。写真だと分かりづらいですがめっちゃ大きい!

どのくらいかな〜、米俵くらい?(実際に見たことないけど)とにかくビックです!

 

ん??

なに??

左の隅っこ、謎の塊。

アルマジロだって。寝ている。

 

かぁわいい〜子たちもいますよ♡

コリデール(羊の一品種)のメイメイちゃん♡

つぶらな瞳で見つめてきます。

 

コールダック♡世界最小のアヒルなんだそう。

白くてもこもこ、連れて帰りたい…♡

 

モルモット。

「エサ!エサ!エサくれよ!かわいい〜♡とかいいから!エサ!」

すごい求めてきます。

 

「そうそうこれだよ〜」

「ちょっと!一本じゃ足らないんだけどっ」

ものすごい求めてきます。

 

動物たちにエサもあげれて楽しい♪

 

 

トカゲだけでも色んな種類がいました!

おもしろーい!!トカゲ好きの友達に教えてあげようと思います♪

 

 

写真は一部で、他にもミーアキャットやカピパラ、ちっちゃいお猿さんに、え?うさぎ?ってなるくらい大きなうさぎなど、珍しい動物たちに会えました。

けして広いわけではないですが、(我が家は子ども連れで1時間半くらいいたかな?)

動物のチョイスがマニアックで、お好きな人にはたまらないかも♡

 

そして今回私はというと…

初めて間近で見た”フクロウ”に心を持っていかれました。

スタッフさんに

「フクロウって素人でも飼えますか!?」

と聞くと、

「飼えますよ〜。エサはひよことかをあげれば良いです。」

 

・・・!!!

「ひ、ひよこすか、、う〜ん、、、、(エサやりを想像してみる)

やっぱりやめときます。」

 

フクロウに会いたくなったら、またお邪魔したいと思います。

 

りんちゃん牧場ふれあいパーク

◯営業日・営業時間

土・日・祝日    12:00 〜 17:00

◯入場料

大人 600円(高校生以上)  /   子供400円(3才〜中学生)

◯場所
伊万里市南波多町高瀬244番地1

伊万里移住とごはんとおやつ〜Noppo〜

2021.06.03

コラム

今年5月に伊万里にオープンしたカフェ『Noppo(のっぽ)』へ。

 

案内されたのは、やわらかな光の入る、畳と縁側のあるお部屋。

 

運ばれてきたお料理は、素材の優しい味がして、なんだか気持ちがほっとします。

 

そんなくつろぎのお店『Noppo』。

素敵な空間の作り手は、3年前に伊万里に移住をされたご夫婦でした。

ゆうたさんとゆきさん。

ゆうたさんは、埼玉ご出身でIターン移住、ゆきさんは、もともと伊万里のご出身でUターン移住。なんと我が家と全く同じ。どのようにしてカフェをオープンされたのか、とっても気になります。

ということで、今回、伊万里への移住について、そしてカフェ『Noppo』について、お二人にインタビューをしてきました。

理想の生活スタイルを求めて伊万里へ

ーーそもそも、なぜ伊万里へ移住されたんですか?

ゆうた:もともと二人とも東京に勤めてたんですが、お互い仕事を変えようっていうタイミングが合って、その時に九州に移住しようという話になりました。最初は福岡で一年ぐらい過ごした後、地域おこし協力隊の制度で伊万里に来たっていう流れになります。

ゆき:私が、いつかは伊万里に戻りたいっていうのもあったし、主人が東京でカフェの店長をしていたので、伊万里でカフェやりたいねって話をしていました。でもいきなり伊万里は難しいねって。

ゆうた:ずっと僕も東京だったんで、流石に車も無いし、言語も分からないし、まずは福岡から。でも、福岡での生活はあまり東京とスタイルが変わらなくて。深夜まで仕事して、土日は寝て、起きても電車で移動して。もう少し自分たちのやりやすい生活のスタイルはないかって考えていた時に、伊万里の地域おこし協力隊の募集を知って、じゃあ行こう!って一気に決まりました。

 

ーー伊万里への移住で、戸惑いや驚きはありましたか?

ゆうた:まず言葉が分からなくて。とくにお年寄りの言葉は分からなかったです。でも僕が標準語だから、みんなやさしめの表現にしてくれて理解出来るようになったけど、最初はそこが違和感でしたね。

驚いたことは、食材が新鮮!スーパーに行った時、肉売り場よりも魚売り場ほうが広いのに衝撃をうけました。最初しばらくはスーパーを回ってましたね。魚の種類も東京ではほぼマグロなのに、こっちだと白身魚もあって、しかも鮮度へのこだわりがある。

ゆき:野菜も、東京では美味しくなさそうで、限られた野菜しか買えなかったんです。でもこっちだと、ミニトマトも採れたての肉厚のものが食べれたり、帰ってきたら食材どれを食べても美味しくて驚きました。

 

移住だからこそ楽しめる”伊万里のあたりまえ”

ーー伊万里に移住してよかったと思うことは何ですか?

ゆき:まず仕事が5時6時に終わること。帰ってきて、「夕日が綺麗だから海まで夕日を見に行こう」とか、「おにぎり持って棚田に行こう」とか、毎日の生活を楽しむ余裕ができたっていうのが一番大きかったですね。

あと、ホタルがこんなに見れることも知らなかった。近くの川をすごい飛んでて。星を見よう!とかも、東京にいたときは思わなかった。そういう楽しみ方を知らなかったです。

ゆうた:車で行きたい場所にすぐにポンと行って、ゆっくり出来るのがこっちならでは。東京では電車だからできなかった。しかもお金がかからないのが一番の魅力。というかお金をかけないのが楽しい!

伊万里にずっと住んでたらあたりまえすぎて気づかないんですけど、逆に向こうに住んでいたからこそ楽しめるのかなと思った。

それと、東京にいるときは、自分の地域のことを知ろうとしなかったですね。外のことばっかり気になって、近くのことが気にならなかったんですけど、伊万里に住んでたら、近くに遊べるところがいっぱいあるから、そっちのほうが楽しいじゃんって。

 

夢だったカフェづくりとNoppoへの想い

ーーカフェを開くことになったきっかけは?

ゆうた:カフェづくりは、奥さん(ゆきさん)の子供の頃からの夢だったみたいで。

ゆき:ずっと“空間づくり”をしたかったんです。

ゆうた:でも飲食店をやろうとなったら費用がかかるし、と思っていた時に、ちょうどこの家(お店)が空き家になったり、地域おこし協力隊の任期後の起業サポートが受けれたり、タイミングが見事に合って、実際出来るかもしれない!となりました。

 

ーーnoppoは、どんなカフェにしたいですか?

ゆうた:コンセプトは「美味しいごはんとおやつ」。大人がゆっくりできるカフェを目標にしています。

畳に座ることで、実家に帰ってきたみたいな落ち着くゆったり感があるけど、料理はちゃんしたものをお出ししたいなと。

ゆき:長居してもらいたいので、あえてデザートとドリンクをつけて、滞在時間を長くいてもらえるように考えています。

ゆうた:“ゆっくりしてもらいたい”を考えた結果、別々に料理をお出しする事で、おしゃべりしながらゆっくり出てきたものを食べることが出来るので、そういうメニュー構成にしています。プレートのお野菜ランチも品数を多くすることで、ゆっくり食べれるようにしているんです。

 

ーー料理はお二人で作られているんですか?

ゆうた:料理とデザートは僕で、焼き菓子のおやつは奥さんです。

料理は、東京で働いていたカフェのシェフが二つ星のシェフで、一から調理法を教えてもらいました。出来るだけ皆さんがあまり食べたことがないようなものを提供できたらなと。実際来て頂いた方にせっかくなら満足して帰ってもらいたいです。

食材も、お肉は出来るだけ佐賀県産で鮮度の高いものを使うのはもちろんなんですけど、塩の量を減らして食べ疲れしないようにしたり、ゆっくり食べる方のために、冷めても美味しいようにしています。

お菓子も甘さ控えめだと思います。自分たちがそれが好きなので。

ゆき:体に優しくて、食べても罪悪感がないけど、満足はして欲しいなって思っています。あと、バターが嫌いで食べれないお子さんには、オイルクッキーで軽めに作ってみようかとか、できるだけ沢山の人が食べれるようにしたいです。

ゆうた:お菓子というより、おやつ。日常的に食べてもらいやすいもの。特別ではない日常をイメージしています。

 

ーー最後に。来ていただくお客様に伝えたいことはありますか?

ゆうた:最初から、こんなに支持していただけるとは思ってなくて。ほんとに最初はバイトしよっかって思って始めたので、毎日沢山の方に来ていただけて、すごく嬉しいです。

こんな二人でやって、接客だったり、料理だったり、お互いに拙い部分や分からないこともあって、お手間をかけたり。お客様に申し訳ないと思うこともあります。

なのでまずは、日頃のお客様に、感謝の気持ちを伝えたいです。

 

***

 

素敵なカフェの作り手は、やっぱり素敵な方々でした。

お話を聞いている間も、お二人がお互いのことを尊重して想い合っていたり、私のことまで細やかに気づいてくださったりと、至るところに優しさを感じました。

”伊万里に移住してカフェを開く”。同じ移住者として、うんうん、と共感する部分や、ゆうたさんとゆきさんならではの人生の歩み方を聞いて感心したりと、とても楽しい時間でした。そして改めて思ったのは“伊万里でよかった”ということ。

そんな気持ちにさせてくれる、沢山の想いが詰まったカフェ『Noppo』。

ぜひ、素敵なお二人に会いに、そして美味しいごはんとおやつを食べに行ってみてください♪

 

Noppo

◯営業時間
ランチ:11〜14時 ※13時L.O (予約可)
カフェ:15〜17時 ※16時半L.O
おやつ販売:15〜17時
お休み:月、火、6/5

◯場所
伊万里市大坪町甲2828-6

◯Instagram : @noppo_imari

 

 

御朱印帳に惚れ惚れ〜白山神社〜

2021.04.29

コラム

私事ですが、神社に興味を持ち始めた今日このごろ。

 

まずは伊万里の神社を巡ってみようかな〜。

あ、そしたら御朱印帳があるといいのかな。

なんて考えていたところ、

伊万里で”木の御朱印帳”を作られている神社があるという情報が。

木、気になります!

 

南波多にある”白山(はくさん)神社”。

「日本書紀」に登場する菊理媛神(ククリヒメのかみ)をお祀りしています。”ククリ”は”括る”につながり、「縁結びの神」とも言われているようです。

 

神社着くと、見事な藤が出迎えてくれました。

たおやかに揺れる藤の花に、ほっと心が緩みます。

 

 

参拝し、社務所で御朱印帳をみせていただきました。

佐賀県産のヒノキを使われていて、ほのかにヒノキの香りがします。

細部まで作り込まれた御朱印帳は、ため息がでるほど美しい。

 

佐賀市諸富町で木のおもちゃの制作されている「飛鳥工房」さんとのコラボ作品で、”菊理媛神”をイメージして作られているそうです。

神の中で最初に夫婦となったと言われれるイザナギ・イザナミの仲が悪くなってしまった時、「そっとやさしくささやき」2人の中を”ククリ”つけられたのが、菊理媛神。

 

〜デザインにはこんな意味合いが込められていました〜

*衣をまとわれた優美なククリヒメさま(表全体)

*そっとやさしくささやかれた くちもと(表横向)

*ククリヒメさまは水の神さまともいわれ 水玉の大きな一滴(表逆さま)

*白山のお山に降り注ぐククリヒメさまのあたたかさ(裏)

そして、表紙と裏表紙を合わせると、、、

縒った紐がつながり、

*いろんなことを、しっかりとククリつける

という意味合いに。

デザインに込められた想いも含めて、全てに惚れ惚れする御朱印帳。

 

宮司さんに御朱印を頂きました。

私の”人生初の御朱印帳”に、御朱印をいただく瞬間…ドキドキ…。

 

霊峰白山の印がまた良いです。

この印、月によって色が違うそうで、”藤”の花が咲く4月は”藤色”の印でした。なんて素敵!12色、集めたくなります。

 

御朱印帳に惚れ惚れしたあと、さらにまた惚れ惚れするものを見せていただきました。

社殿の天井画です。

令和時代の始まりのお祝いとして制作された25枚の天井画は、南波多中学校で、美術教師、校長をされていた栗原崇さんの作品。

菊理媛神のふるさとであり、御神体でもある白山(石川県)に植生する、珍しい高山植物が描かれていました。

中心には、白山の絵。

色鮮やかに生き生きと描かれた、四季折々の植物たちと白山。

ずっと眺めていられます…

 

 

自宅から車で15分。こんなに素敵な神社があったなんて。

「御朱印帳がみたいです!」という私の唐突なお願いにも快く対応して頂き、素晴らしい天井画までみせてくださった優しい宮司さんに、心より感謝いたします。

 

お気に入りの御朱印帳を手に、今後も神社を巡ってみようと思います。

 

投稿者:岩楯愛久美 / イロハピデザイン

Instagram : @irohapi_design

幸せを呼ぶ伊万里散歩のすすめ 〜3つの縁起橋〜

2021.03.29

コラム

幸せは〜♪ 歩いてこない♪

だ〜から歩いてゆくんだね♪

 

ということで、今日は伊万里散歩をしてきました。

聞くところによると、伊万里には、幸せを呼ぶ3つの橋 “縁起橋”というものがあるらしいのです。幸せ、呼びたい!

 

幸せを求め、さっそく歩きます♪

まず向かったのは、伊万里駅から佐賀銀行へ歩くと見えてくる橋。

縁起橋1つ目、とにかく豪華な「相生橋」。

川岸に2本の松が夫婦のように仲良く並んでいたことから「相生橋」となったそうで、恋人夫婦で渡ると仲良くなるという。デートにもいいですね。

そしてこの橋、とにかく豪華。

酒樽にまたがる蘭人像をはじめ、

(写真左から順)

金彩や赤絵を駆使した絢爛豪華な色絵磁器の壺。

表現力や造形の素晴らしさを高く評価されたという磁気象の鸚鵡(おうむ)象。

王侯の宮殿や館の内部の飾りにもなったという大きな沈香壺。中に香木を入れ、来客時に蓋を開けることで、芳しい香りを部屋中に漂わせたといいます。素敵なおもてなし。

 

そして橋には、オランダとの外交が描かれた焼き物。

伊万里焼が如何に、オランダと繋がりが深かったかが伺えます。

 

この橋一つ渡るだけでも見応え十分!美術館気分を味わえました。

 

つづいて♪

相生橋から、伊万里市民図書館方面へ、てくてく。

 

見えてきたのは、

縁起橋2つ目、真っ赤な「延命橋」。

名前の通り、健康を願って渡ると長生きするといわれています。

橋には、可愛らしい唐子の人形。

なにかに乗っている…。

なまず?

ことわざの「瓢箪で鯰を押さえる=とらえどころのないさまのたとえ」からきているということ。押さえている唐子は、中国の道教の八仙人の一人で、李鉄拐の化身。

“「瓢箪鯰」の故事と瓢箪をトレードマークにする仙人をかけあわせておかしみをねらった、遊び心あふれる名品”だそうな。
ふむふむ。焼き物ひとつにしても、意味合いがあるのですね。面白い。

 

 

近くの延命地蔵さまにも手を合わせ。

さらに歩いて、てくてく。

 

着いたのは、

縁起橋3つ目、その名も「幸橋」。

いかにも幸せになれそうな名前です。

ここには、私の好きなオブジェの一つ、夫婦鶏象があります。

向き合う姿、まるっとした曲線、うん。やはり好きです。

鶏象の下に説明書きが。

“幸せ橋を渡り伊萬里神社にお参りすると夫婦円満になれるといわれております。”

とのこと。これは、参らなくては!

 

伊萬里神社には、

縁を結ぶ(恋愛・商売・事業)

実を結ぶ(子宝・合格・成功)

ご利益があるとされる”結びの大楠”がありました。

楼門の横にそびえ立つ立派な大楠。

2本の大楠が結び合っている形をしています。

 

 

幸せを呼ぶ3つの橋を渡り、

伊万里の豪華な焼き物オブジェを鑑賞し、

鳶や鴨、鷺なんかの鳥たちを眺めながら、

ゆるやかに流れる伊万里川に沿って歩き、

伊萬里神社の神様に、手を合わせる。

 

この時間だけでも、十分、幸せだなと感じました。

 

一日一歩♪  三日で三歩♪

三歩進んで 二歩下がる♪

 

忙しない日常。

進むことも大切ですが、少し休んで、伊万里をゆっくり散歩する。

そんな時間もまた良いなと思います。

 

幸せを呼ぶ伊万里散歩コース。

春うららかな気持ちの良い日、のんびりと歩いてみてはいかがですか。

 

投稿者:岩楯愛久美 / イロハピデザイン

Instagram : @irohapi_design

「伊萬里まちなか一番館」館長のもうひとつの顔…!

2021.02.23

コラム

伊万里の商店街にある、伊萬里まちなか一番館。(※以下「一番館」)

“まちなかに賑わいを取り戻したい”という想いのもと、イベントの開催や、アートスペースの運営をしている伊万里のコミュニティー施設。

 

そんな一番館の三代目館長、イバさん。

いつもニコニコおおらかで、一番館の顔である彼。

 

そんな彼には、実は”もうひとつの顔”があるのです。

それは・・・

 

 

こんなかっちょいい作品を作り出すアーティスト! iva_tokiwa02!

 

「小さい頃から絵を描くことが好きだった」と語るイバさん。

その延長線で、伊万里の”cafe museum”や”炭火焼鳥すけ八”のオーナーも所属しているスケボーチーム『museum』のTシャツを作るなど、趣味でアートワークを手掛けていたそうです。

 

本格的に作品を作ることになったきっかけを尋ねると「弟の存在が大きい」という。イバさんの弟さんも、なんとアーティスト!

アーティストとして東京で活動する弟の姿に刺激され、「兄としてこれでいいのか!」というジェラシーにも似た、心の葛藤がエネルギーに変わり、作品を作り続けているといいます。

そんな弟さんとのコラボレーション作品がこちら。

※【FATBROS×TOKIWABROS】 中野にある老舗スケートボードショップ「FATBROS」より、TOKIWABROSデザインが大胆にプリントされたT-shirtが発売。

 

『TOKIWABROS』は二人の活動名。それぞれのエネルギーが重なったHOTなアート作品。かっこいい!

今後、東京での兄弟展も考えてるそう。伊万里出身兄弟アーティスト、注目していきたいです。

 

また、アーティストとして活動することになったのは、ある一人のアーティストの影響も大きいという。

そのアーティストは、最も黒い男『K-BOMB』。

理由はわからないが、この方から湧き出るエネルギーに心奪れ、多大なインスピレーションを受けるのだそう。

2018年、そんなイバさんに大きなご縁が訪れます。『K-BOMB』のライブが武雄で行われることになったのです。しかし、ちょうどその頃、子供が生まれたばかりだったイバさん。「どうか会いに行かせてほしい!」と、奥さんに頭を下げたところ、快くOK!奥さんに感謝しつつ、会場に向かったそう。

その熱い気持ちが報われ、会場でご本人に直接作品を見せたことをきっかけに、有名なスケボーブランドとのコラボレーションが実現!

※会場で見せた、彼をイメージとしたアート作品が、TIGHTBOOTH®︎TBKBシリーズとしてリリース!

 

自ら繋がることで、活動の場もどんどん広がっているといいます。

 

今後はどんな作品を作りたいですか?と尋ねると、一つの作品をみせてくれました。

なんだかわかりますか?

これ、スーパーのお惣菜の食品トレイの絵なんです!酢豚とかが入っているアレです。

”日常”の良いと感じたものを作品にしていきたいというイバさん。イバさんの手にかかれば、何でもアート作品に変わってしまうのですね。

独自の視点で作り出されるイバワールド作品。今後も目が離せません!

 

 

よくよく見ると、一番館の中にもイバワールドが垣間見えます。

カフェの”popo cafe”をはじめ、アートスペースの棚や、会計スタンドも手作り!

そんな一番館のイバワールドの中でも、最近、私が気になっているのが、『OLD IMARI CITY』!

イバさんプロデュースのアパレルブランドです。

あるとき、一番館にきたお客様から「伊万里って書いてあるTシャツありますか?」と聞かれ、なかったので自ら作ったという。クリエイティブ力がすごい。

『OLD IMARI CITY』=古伊万里の街。粋です。

伊万里の新しいお土産に、そして伊万里を愛する人たちに。普段着でもおしゃれに着れるデザイン。(かくゆう私も絶賛愛用中!)

伊万里の形をモチーフにしたロゴも可愛い。

 

ぜひぜひ、伊萬里まちなか一番館にチェックしに行ってみてください。

伊万里のアーティストにも会えますよ。

 

伊萬里まちなか一番館

https://peraichi.com/landing_pages/view/ichibankan

 

iva_tokiwa02

Instagram@iva_tokiwa02

◯活動歴

-2018- ○音蔵 @getfunk(佐賀武雄) – mini exhibition -2019- ○DJ MOTORA / N.G.S.F. – Artwork ○FATBROS / 420 tee vol.2 – Artwork ○BLACK SMOKER RECORDS / Mother F※cker tee – Artwork ○Terminal @plusmind(長崎) – mini exhibition ○井上祐希 / 今、現時展-PHASE7- @銀座三越 – collaboration -2020- ○MARCO / Awakening – Artwork ○DJ SHUN x FATBROS / That hit the spot – Artwork ○DJ MOTORA / SOON feat. B.D. – Artwork ○DJ MOTORA / AFTER MIND – Artwork ○DJ MOTORA / CREATIVE ISOLATION – Artwork ○DJ MOTORA / INDUSTRIAL – Artwork ○PSYCHO WEAPON @TRAFFIC(佐賀伊万里) – exhibition ○CASIO / G-SHOCK : G-SQUAD GBD-H1000-1A4 , GBD-H1000-7A9 Wallpaper – Artwork ○WINP & DJ MOTORA / Brethe – Artwork ○TIGHTBOOTH®︎ / TBPR 15th TBKB IVA HOODIE – Artwork ○DJ MOTORA / Re: – Artwork ○taatuus(HYPER COLLAGE CREATORS)/ URACUE 合同展示会 @PARCO(渋谷) – collaboration

 

 

投稿者:岩楯愛久美 / イロハピデザイン

Instagram : @irohapi_design

伊万里市民図書館が、伊万里”市立”ではない理由

2021.01.27

コラム

豊富な図書がずらりと並ぶ伊万里市民図書館。

訪れるといつもワクワクする場所。私は密かに”伊万里のパワースポット”と呼んでいます。

そんな伊万里市民図書館、なぜ伊万里”市立”ではなく、伊万里”市民”図書館なのかご存知でしょうか?

実は、伊万里市民の熱い想いから出来上がった図書館なのだそう。

以前は、倉庫のような小さく暗い図書館だったといいます。

そんな中、「伊万里に、こどもたちが楽しめる素敵な図書館をつくりたい」という、母親たちの想いから、『図書館づくりを進める会』が立ち上がり、10年近くに及ぶ市民運動の末、今の伊万里市民図書館が誕生しました。

現在も、伊万里市民図書館を守り育てることを目指す友の会『図書館フレンズいまり』や、布絵本や大型タペストリーを創作されている『てんとうむしの家』など、市民のボランティア活動が行われています。

 

絵本コーナーにある、モーリス・センダックの「かいじゅうたちのいるところ」の大きなタペストリー。

私のこどもの頃からあって、図書館に行く度に、かいじゅうの迫力にドキドキしたものです。

このタペストリーは、図書館ができた当初、一番最初に図書館に掛けるタペストリーとして、てんとうむしの家のメンバーで作られたもの。

先頭のかいじゅうのセーターは、イメージ通りの布が無く、なんと手編みで編んだそう!かいじゅうや背景、一つ一つとても丁寧に縫ってあり、作られた方々の想いを感じます。

 

その他にも、館内の至るところに、手作りの布作品がありました。図書館に行くと、いつも温かなパワーに包まれているように感じるのは、この作品たちの力かもしれません。

 

伊万里市民のたくさんの想いがつまった伊万里市民図書館。

これからも私のパワースポットとして、長く通っていきたいと思います。

※今回、図書館フレンズいまりやてんとうむしの家で活動され、当時の『図書館づくりを進める会』にも所属されていた、松尾文子さんにお話をお伺いしました。貴重なお話をありがとうございました。

 

投稿者:岩楯愛久美 / イロハピデザイン

Instagram : @irohapi_design

 

カテゴリー